◇冷めにくい 鉄という金属は、いったんため込んだ熱を簡単には逃がさない性質をもっています。アルミなどに比べてずっと保温性がよいのです。すき焼き鍋や煮込み鍋などの熱をいかすものには最適です。 ◇温度ムラになりにくい 保温性のよさは揚げ物などのとき、油に温度差ができにくいということでもあります。温度にムラがあってはおいしく揚がりません。鉄鋳物の鍋は熱が均一に伝わるので、全体にからっとおいしく仕上がります。 ◇焦げつきにくい 鉄器表面は細かい凹凸でおおわれています。これは鋳型の砂目が写しとられたもので、調理のときここに油がしみこみ、さらに加熱された空気が入り込むことで焦げつきを防ぐはたらきをします。つまり鉄器は使い込むほどに、油のなじみがよくなっていくのです。そのためには洗剤はなるべく使わず、温水とささらで汚れを落とすのが、鉄器をよい状態で長持ちさせるコツです。 ◇安心感の重量
鋳物の鍋は、その構造から他の材質のものに比べて厚手になります。そのためいささか重く感じられることと思います。でも熱々のお料理が煮えているのです。万が一ひっくりかえりでもしたらそれこそ一大事。鉄器の鍋なら、重さが適度な安定感となってしっかりとお料理を支えます。
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